このような子どもたちについて

  
「わがままな子」

  といったイメージを持っていませんか?

 「保護者のしつけがわるい子」
  
と考えていませんか?

  
  このような


  集中して取り組むのが苦手な子どもたち

  動きをコントロールするのが苦手な子どもたち の中には

 ADHD(注意欠陥/多動性障害)といわれる子どもが含まれている場合があります。

ADHD(注意欠陥/多動性障害)の定義>
 ADHDとは,年齢あるいは発達に不釣り合いな注意力,及び/又は衝動性,多動性を特徴とする行動の障害で,社会的な活動や学業の機能に支障をきたすものである。また,7歳以前に現れ,その状態が継続し,中枢神経系に何らかの要因による機能不全があると推定される。

「今後の特別支援教育の在り方について(最終報告)文部科学省 平成15.3」   

ADHDは,一般に次の三つの特徴で説明されます。
【不注意】
 ○ 細かく注意を払えないことが多く,うっかりミスが多い。
 ○ 作業等において、注意集中を持続できない。
 ○ 集中力を必要とする課題を避けたり,ひどく嫌ったりする。
【衝動性】
 ○ 質問が終わらないうちに,出し抜けに答えてしまう。
 ○ 他人の会話やゲームに割り込む。順番を待てない。
 ○ 社会的に遠慮すべきところで,不適切なほどによくしゃべる。
【多動性】
教室内で,または着席しておくべき他の状況で席を離れる。
座っていても手足をモゾモゾさせたり, 身体をクネクネさせることがしばしばある。

 

 ポイントは,「その行動特徴が不適応を起こすほどで,子どもの発達段階と不釣り合いであること」です。