その子どもをどこまで理解できますか

 子どもの得意なところを見つけてみましょう

  その子の「得意な面」「苦手な面」をとらえることからその子の理解が始まります。
子どもの目線で観察してみましょう。

 

【学校・学級】
どんなときにうまくいくのか
仲のよい友達はいるか,友達とのトラブルはないか
自信をなくしていないか
学校や学級の雰囲気はどうか
【家庭】
家庭での生活のリズムはどうか
家族はどのようにかかわっているか
注意集中の妨げになるような他の原因はないか
医療機関に相談はなされているか
子どもを総合的に理解しましょう

  できないところばかりに目がいきがちです。指導の基本は「得意な面を伸ばし,活動意欲を高める」ことです。大切なことは,「その子の興味関心をうまく指導に生かしていく」ことです。

保護者との連携
  保護者が子どもの障害に気づき受容に至るまでには時間がかかります。大切なのは保護者と先生との信頼関係を築くことです。話し合いの場をもち,お互いの立場を理解し合い,「子どものためによい方法を共に考える」ことが重要です。
気になる行動があったとしても,それは「悪意でやっている」のではありません。本人も「どうにかしたい」と考えていることが多く,周囲の者はそのことをまず理解することが必要です。