「情熱ある教師」
 
 3月に卒業生を送り出し、少しさみしかった校舎に、満開の花とともに、4月が訪れました。新学期の始まりです。子供たちは新しい学校、新しい学年、学級で仲間ができ、担任の先生との出会いがあり、一人一人が新たな夢と希望に満ちてスタートしたことと思います。私は、この4月から学校現場を支援する教育センターに着任し、各学校での新学期の様子に思いを馳せながら、「ビジョン・パッション・前向きに」をモットーに、新たな一歩を踏み出す決意を固めたところです。
                                              
 

 

  当センターは、今年度から、組織を一部改編しました。小学校から高校までの12年間を見通した確かな学力の育成、インクルーシブ教育の実現に向けた特別支援教育の推進、ICT化推進、体罰根絶、いじめ・不登校の予防と対応など、本県の重要施策の推進について、体系的な教職員研修の観点に立ち、児童生徒の発達段階を踏まえた、より実効性のある事業推進につなげるための改編です。教師になって3年が過ぎたころ、先輩からこのような言葉を聞きました。「普通の教師は子供に向かってひたすら説明する。優秀な教師は、子供によく理解される。本当の教師は子供の心に火をつける。」我々教師は、子供の指導にビジョンを持ち、子供の心に火をつけられる情熱(パッション)ある教師でありたいものです。当センターは、それを支える機関として事業を推進していきますので、御理解・御協力をお願いします。

                                                                                                    

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 長崎県教育センターWeb情報 第373号(平成26年4月11日)

                                       長崎県教育センター所長  古川勝也