長崎県教育センターWeb情報 第372号(平成26年3月20日)
平成25年度の事業を振り返って
平成25年度の実績等
当教育センターでは、平成25年度事業を概ね計画どおり終了いたしました。皆様の御理解、御協力に心より感謝申し上げます。 以下に主な取組の実績等を示します。
- 研修講座、セミナー
実施した研修講座は、ICTスキルアップ現地講座及びe-Learningを含めて125講座で、受講者数は4,328名でした。
学校経営セミナー等のセミナー受講者数を加えると、5,062名となりました。
|
講座数 |
受講者数(名) |
研修講座 |
125 |
4,328 |
学校経営セミナー |
1 |
73 |
ステップアップセミナー |
1 |
472 |
ウィンターセミナー |
4 |
89 |
ICTセミナー |
1 |
100 |
計 |
132 |
5,062 |
- 学校等に出向く支援
学校等に出向く支援のうち、主なものの実績を示します。
- 若手教員や講座受講者等の個人を対象とした学校訪問は、123回実施しました。
- 出前講座は82回、サテライト講座19回、研究援助71回など組織・集団を対象とした支援は、合計172回実施しました。
- 巡回教育相談は172名、巡回(訪問)支援は930名など幼児児童生徒に対して、合計1,102件の相談を実施しました。
- 校内研修活性化支援事業
平成24年度から、校内研修活性化を支援する事業に取り組んでいます。具体的な取組の例を示します。
- 校長や研究主任を対象としたサテライト講座を各市町教委や校長会と連携して実施しました。平成25年度で、すべての市町でのサテライト講座を終了しました。
- 校種別に「校内研修のてびき」を作成し、順次公開しています.
- 校内研修で使えるパッケージを作成し、公開していますので、御活用ください。 本年度、「ICT環境の整備」、「ICT機器の基本操作【接続編】」、「ICT機器の活用法【授業編】」、「発達障害 」、「自立活動」の5本をすでに公開しております。さらに、年度末までに「ICT機器の活用法【教材作成編】」 を公開する予定です。
- 特別支援教育
- 特別な支援を必要とする幼児児童生徒に対する指導力の向上を図ることを目的に、県内7会場で実施した特別支援教育スキルアップ研修会には、698名の方に参加していただきました。
- 特別支援教育は今日的な課題の一つであり、特別な教育的支援を必要とする生徒の特性等を踏まえた効果的な指導・支援の方法等について高等学校の理解啓発を図る目的で、すべての県立高校に対して、平成24年度から実施してきた高校の特別支援教育充実支援が本年度で終了しました。
- 長崎県学力向上「活用教材」
本年度は小学校国語6本、社会2本、算数6本、理科2本、中学校国語2本、社会4本、数学2本、理科5本、英語2本の「活用教材」を作成し、長崎県教育センターWebページにアップしています。小学校の教材は計99本、中学校の教材は143本になりました。教科別の内訳は、以下のとおりです。 小学校・・・・国語26本、社会20本、算数35本、理科19本 中学校・・・・国語21本、社会35本、数学28本、理科32本、英語27本 特に国語、算数・数学は全国学力・学習状況調査に対応した内容で、かつ5~10分で解ける問題を作成しています。授業での活用や家庭での学習教材として児童生徒の学力アップに大いに御活用ください。
平成26年度の事業
平成26年度も、引き続き、教職員研修、調査研究、教育相談、教育情報の収集・発信に努めてまいります。 平成25年度と異なる点を四つお知らせします。
- 教職員研修
教科指導の講座では、学力向上に向けて「教育のICT化」・「言語活動の充実」をテーマにした講座内容に刷新します。
- 初任者研修
初任者研修における教科指導研修の充実を図るために、教育センターにおける冬の初任者研修(センター研修)を2日から3日に増やします。そのため、夏の宿泊研修を3泊4日から2泊3日に変更します。
- ICT教育推進地区別研修会(小・中学校対象) 「長崎県教育ICT化推進事業」のうち、小・中学校における「ICT教育推進事業」について、県内各学校へその概要と実践状況等と知らせるとともに、学校でのICT化推進のポイント及び授業におけるICT活用の視点について広く周知し、今後のICT教育の普及と充実を図るということを目的に、10月~12月、県内8会場で開催します。
- 公立小・中学校新任研究主任研修講座
新しく研究主任になられた方を対象に、校内研修の効率的・効果的な運営のための識見を高め、実効性のある校内研修を計画的・組織的・継続的に実施するための資質及び研究推進に係る諸能力の向上を図ることを目的に、前期(6月)・後期(1月)の継続した研修講座を始めます。
これからも、当教育センター事業の一層の充実・改善を目指してまいりますので、皆様には、御活用、御協力をお願いいたします。
( 副所長 小野 俊文 )