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      長崎県教育センターWeb情報 第368号(平成25年12月20日)
          年度中期のごあいさつ
                                        長崎県教育センター
                                      研修部長兼高校教育研修課長  吉田  寿

     

 今年も残すところあとわずかとなりました。当センターでは、今年度の研修講座の9割以上が終了し、現在、年度末にかけて実施する研修講座ICT教育セミナー長崎県内教育研究所連盟教育フォーラムなどの準備を行うとともに、次年度の講座編成に取り組んでいるところです。     
 次年度から、教科研修の講座内容を「言語活動の充実」、「ICTの活用」を含んだものに刷新してまいります。これは、全国学力調査の結果から考察された課題や教育の情報化等の今日的課題を踏まえ、先生方の教科指導力をさらに向上させることを目的とした刷新です。やる気のある先生方なら誰でも、それぞれの学校で積極的に取り組め、児童・生徒の学力向上により寄与する内容の講座を目指しています。将来的には、検証・改善を重ねた上で講座内容を校内研修で使用できる研修パッケージにして各学校に配信したいと考えています。
 さる9月に、学校教育法施行令の一部が改正されました。改正の趣旨は、共生社会の形成に向けたインクルーシブ教育システム構築のための特別支援教育の推進です。現在、特別支援教育については多くの学校で当センターの出前講座や研究援助を活用してその理解を深めていただいています。今後はさらに、特別支援教育の視点でのわかりやすい授業づくりの発信にも力を入れていきます。
 近年、国民の大きな関心を集めたいじめ・体罰問題に対しては、全国のありとあらゆる学校が様々な取組を実施しています。それにもかかわらず、いじめ・体罰問題は新聞等で毎週のように報道されています。いじめ・体罰の根絶は国民の大きな願いです。当センターでは、いじめの未然防止につながる指導方法の発信や、アンガーマネジメント等の体罰によらない指導方法の発信に努めてまいります。
 以上、次年度の取組をいくつか紹介しましたが、今後とも長崎県教育センターの事業に御理解・御協力を賜りますようお願いいたします。
 最後になりましたが、来るべき平成26年が皆様にとりまして、すばらしい年となりますよう、心よりお祈り申し上げます。