分科会のようす
「幼稚園・保育所・認定こども園」・「小学校」・「特別支援学校 小学部」の先生方は、幼稚園から小学校への引継ぎについて事例をもとにしながら協議を進めました。

「中学校」・「高等学校」・「特別支援学校 中学部、高等部」の先生方は、中学校から高等学校への引継ぎについて、同様に協議を行いました。
 5~6人のメンバーで、個人の意見を出し合い、協議を深めていきました。

どの班も、熱心に取り組まれ、活発な協議となりました。
また、他の学校、校種の先生方と話し合える、貴重な機会でした。
受講者の声
  • 「班別協議では、日頃話をする機会がない幼稚園の先生方と交流ができて良かった。」
  • 「学校ー関係機関や幼保ー小ー中ー高などの連携をもっと進めたいと思った。」
  • 「現状に立って幼保・小間の先生方で意見を交え、支援のあり方、問題等も共有することができ、有意義な会となった。」
  • 「実際に、個別の教育支援計画に記載すべき内容について十分協議でき、今後作成するにあたりとても参考になった。」
                                           などなど、たくさんの御意見・御感想をいただきました。
アイディア紹介

 班別協議で出された受講者のアイディアを紹介します。
進学に伴う引継ぎについて、「何を」(事例の子ども場合)「いつ」「どこで」「誰が誰に」「どのように」連携していくとよいか、実現可能な範囲での具体的なアイディアを考えました。 
 【幼稚園、保育所から小学校への引継ぎ 【中学校から高等学校への引継ぎ
○何を
 
「子どもの実態」「生育歴(医療に関わる特記事項)」
  「支援の目標」「支援指導の記録」「現在の生活」「願い」
  「連携機関名」

○いつ

  3月末
○どこで
  小学校
○誰が誰に
  保護者が、小学校に
○どのように
  個別の教育支援計画を封筒に入れて手渡す。
  「不明な点は、幼稚園(保育所)の○○先生に尋ねてくださ  い」、と口頭で伝える。
○何を
 
「子どもの実態」「障害の状態」「生育歴」「好き・得意なこと」
  「苦手・嫌なこと」「療育手帳の有無」「療育・相談歴」
  「医療に関わる特記事項」「引継ぎ事項」「現在のニーズ」
  「支援の目標」「進路や就職等に関する希望等」

○いつ
  合格発表直後
○どこで
  中学校
○誰が誰に
  保護者の了解を得て、中学校担任が高等学校に
○どのように
  保護者の了承を取り、個別の教育支援計画の内容を説明   する。ファイルについても手渡す。
  送り出した中学校は、個別の教育支援計画のデジタルデー  タは、削除し、書類は3年保存する。 
 <島原会場>  <壱岐会場>
上記は、アイディアの一つです。各学校、地域の実情に合わせて、より良い連携に向けた取組を実現してほしいと願います。